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投資信託を選ぶにはトータル的に考えることが重要

さて、投資信託の分配金を比較する方法で「分配金利回り」を計算して比較することがあります。
「分配金利回り」は基準価格に対しての分配金の割合を表しており、
過去1年間の分配実績合計額を基準価格で割って計算します。
基準価額の違いによって年間の分配金額が同じでも、分配金利回りは変わります。
同じ分配金の額でならば基準価額が低い方が分配金利回りは高くなります。
分配金利回りが高ければ高い程、運用資産に対して沢山の分配金を支払っている投資信託といえます。

投資信託を選ぶには、分配金を含めていくら儲かったか「トータルリターン」をみることが重要です。
「トータルリターン」とは、投資信託を選ぶ際の指標の一つで分配金は再投資されたと仮定しての
投資資産を計算したものです。運用収益より多くの分配金支払っている投資信託は、
投資元本部分を切り崩して分配していることになります。トータルリターンと分配金利回りのバランスをみましょう。
分配金を支払い過ぎている場合は注意が必要です。

近年、ハイリスクの投資対象に投資したり、設計が複雑な投資信託が目立つようになりました。
高い分配金を望む投資家が増えたからです。分配金の多さだけだは良い投資信託を選ぶことはできません。
しっかりと投資対象やリスクを確認して理解しましょう。

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分配金が大きいファンドは良い?

分配金が大きい投資信託は、魅力的に見えるでしょう。ですがその分配金の内容によっては危険なこともあります。
投資信託の収益が分配金より大きければ安心ですが、投資信託の収入より分配金の方が大きくなっている場合、
無理をして分配金を払っていることになり、更なる基準価格の下落につながります。

グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)で投資信託の収入を計算してみましょう。
直接利回りは投資信託のマンスリーレポートなどに載っています。
・基準価格…5,251円
・直接利回り…3.93%
・分配金…35円(平成25年7月現在)
基準価額×直接利回り(年利)÷12=毎月の収入(1万口あたり)
5,251×3.93%÷12=17.2円

つまり毎月の分配金のうち、利子収入で支払われているのは17.2円÷35円×100=49.14%
残りの約半分は今までの積立などから支払われていることになります。
この状態が続けばいずれは積立金も無くなり、元本部分を取り崩して支払うことになるかもしれません。
分配金が大きければ良いというわけではないのです。

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分配型投資信託のメリットとデメリット

では投資信託で分配金をその都度受け取る場合のメリットはあるのでしょうか。
毎月分配型投資信託で運用しながら投資の収益をこまめに受け取ることができるため、
分配金を年金や生活費の補完として利用したい方は適しています。

しかし、分配金は運用資産から支払われるため投資資産を増やしたい方は、
分配回数が年1回など少ない投資信託や、あまり分配金を多く支払わない投資信託を選ぶ方が、
多くの資産を複利で運用することになり有利です。
また、分配金は源泉税が引かれています。受け取った分配金を再投資しても
税金が引かれた額で再投資することになるので運用効率が低下してしまいます。

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では、分配金が支払われたとき、投資信託の資産、基準価格はどうなるんでしょうか。
分配金を支払うと基準価格はその分下がります。なぜでしょう?

分配金は、投資信託の資産から分配金を支払います。
その分運用資産が減ることになり、その為、分配金の分だけ運用資産の時価評価額は下がります。
例外もあり、分配金を受け取ったのに投資信託の基準価格が下がらないことがあります。
それは、市場全体が値上がりした場合などです。
分配金の支払い以上に市場全体が値上がりし、基準価格が分配金を支払う前以上になることもありえます。
基準価格は日々変動します。あまり短期的な値動きばかりにとらわれるのは
良くありませんが定期的に基準価格と純資産総額の推移をチェックしましょう。

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分配金がもらえないことってある?

毎月分配型の投資信託を持っている人は毎月分配金が貰える為、銀行預金の利息のように
必ず貰えると思っている人も少なくないかもしれませんが、投資信託の分配金は銀行の預金利息とは全く違います。
分配金は投資信託の資金を運用して利益が出た場合の成果を受け取るもので、
分配金額は投資の環境によって大きく金額が変化する可能性があります。
その為、分配金の金額が実績によって上がることもあれば下がることもあり、全く貰えないこともありえます。
投資信託を選ぶ際は、投資信託の目論見書などに記載されている分配方針を確認し、
さらに過去の分配実績を参考にしましょう。

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投資信託の分配金のしくみ

分配金が年1回支払われる投資信託や毎月分配型の投資信託など、様々な分配方法の投資信託ありますが、
そもそも分配金の支払われるしくみはどのように決められるかご存知ですか?

投資信託は、投資家から集めた資金を利用して株や債券など様々な資産に投資します。
その投資した資産から配当や利子を受け取ります(インカムゲイン)。
更に、投資した株や債券などを売買することでの値上がり益が出る場合もあります(キャピタルゲイン)。
これらの利益と過去の繰り越されてきた利益を合わせたものが分配金に充てられます。
このお金を、投資信託の決算日に、投資家に分配する仕組みになっています。
分配金の額は運用会社が分配方針に基づいて判断し決定しています。分配方針は投資信託ごとに決められます。

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