東京電力株価【東京電力株価予想】
東京電力の株価について
東証は7日、「TOPIXコア30」の組み入れ銘柄にファナック(6954.T: 株価, ニュース, レポート)を新規採用し、東京電力(9501.T: 株価, ニュース, レポート)を除外すると発表した。10月31日付で実施する。
現在の東京電力の株価は、3月11日に比べてなお10分の1のレベルにとどまる。
時価総額ランキングでも、159位まで成り下がり、電力業界でもかつての断トツが、四国電力 <9507> の後塵を拝し、業界7位への急落。Core30からの除外の株価への影響は限定的にとどまるであろうが、先々、日経平均株価の採用銘柄の見直しなども控えている。
現在の東京電力 <9501>の株価は、値動きの激しさが魅力になっており、動くこと自体が魅力である短期の個人投資家がメインになっているようだ。投機的な動きになると、業績、ファンダメンタル等関係なく、マネーゲーム化しますので、どう動くか予測が大変難しくなります。
東京電力の概要
世界最大の民間電力会社。震災などで原発17機中15機が停止中。政府支援で巨額賠償金を負担。
【連結事業】電気94(7)、情報通信1(9)、エネルギー・環境4(6)、住環境・生活関連1(9)、海外0(0)(2011.3)
東北地方太平洋沖地震および地震による津波被害について
2011年3月11日
運営する発電所の多くが被災する(2原発・8火力・18水力)。さらに福島第一原子力発電所が運転停止し、津波による浸水で非常用発電機が停止し注水が出来なくなる事態となる福島第一原子力発電所事故が発生。後日、炉心溶融によるレベル7に相当する放射性物質漏れを伴う事故になる。
2011年3月14日
震災の影響で多くの発電所が運転停止した事で、電力需要に対して電力供給量が不足する事態となったため、同日以降1都8県で計画停電を開始。その後同年4月8日には、電力供給量が安定したことと、電力消費量が減少しつつあるものとして、同年6月3日まで計画停電は原則として実施しない旨を発表した。
2011年5月20日
2011年3月期の決算概要を発表した。前年比約3,500億円の増収、経常ベースでは約1,100億円の増益となったが、特別損失として、約1兆7000億円を計上し、当期純損益は約1兆2,000億円の最終赤字となった。この金額は、金融機関を除く事業会社において、過去最大の数字とのこと。また、役員人事として、同年6月28日の定時株主総会の承認を前提に、清水正孝取締役社長、武藤栄取締役副社長らが退任することが発表された。