いつ調整がはじまるのか
日経平均は11月27日の9076円から1月12日の10905円まで20%上昇しています
2003年の上昇から、短期上昇波動(調整しないで上昇した回数)で日経平均が上昇した回数は42回で、そのうち、20%以上も上昇したのは7回。
したがって、今回が8回目の20%以上の上昇となります。
最高は36%で、あとは20%代後半から中盤となっています。
ということは、あと5%上昇するとすれば454円ですから11359円、29%とすれば、あと9%ですから820円で11725円、来週から調整に入るという可能性もあります。
日経平均は既に20%上昇した。その上昇理由は日本国内の理由ではなく、円安と米国と中国の景気回復指標が発表されたという他力本願の上昇でした。ということは、円安が円高になったり、米国と中国の景気指標が悪化したりすれば日本の株式市場は下がることになります。
第二次金融得恐慌の可能性はほとんどなくなったというのが専門家の意見ですから、この意見に従えば、米国と中国の景気は『上昇初期』ということになります。
株式投資を財産構築の手段にするならば、既に日経平均が20%も上昇しているという事実を重視します。なぜならば、株式市場は上がれば必ず下がります。
その下がる時期が分からないので『多くの投資家は、売る決断』が出来ないのです。
見方を変えて『今は高いのか、安いのか』という視点で見ますと、今は高いと言えますので『ここは売り場だ』だということになります。
日経平均が20%も上昇している訳ですから、今は買いのタイミングではなく、売りのタイミングだという認識を持って頂きたいと思います。