投資信託手数料(保有時)
投資信託を持っているとき負担する信託報酬とは??
多くのお客様が見落としがちな信託報酬とはどんなものなのでしょうか?
信託報酬は細かく3つに分類することができます。
投資信託運用会社に対して:運用面でのパフォーマンスを決める人たちに対する報酬
信託銀行に対して:資産を保管し、投資信託運用会社の指示に基づき売買を行う人たちに対する報酬
販売会社に対して:運用報告書や資産の異動に関する情報提供してくれる人たちに対する報酬
投資家からの信託報酬をこれら3つの会社で分け合うことで、
投資信託というスキームが成り立っていることを理解しましょう。
投資信託は、非常に複雑な商品であるため、各機関が一人一役に徹し、
投資家のために運営される仕組みなのです。
信託報酬の一番の問題は、他のコストと違って、いついくら払ったという実感がありません。
それは、1日分ずつ資産から差し引かれているからです。
したがって、毎日の基準価額はすでに信託報酬が差し引かれた金額なのです。
私たちが目にする、投資信託の値段はいつでも信託報酬控除後の価額なのです。
仮に購入手数料の低い投資信託を購入しても、信託報酬が高い場合が
ありますので注意が必要です。
信託報酬の料率は、投資信託によって独自に決められますが、一般的には0.7%から2.0%くらいまでです。債券投資信託より株式投資信託の方が高い傾向があります。
また国内投資信託よりも外国投資信託の方が高いという傾向もあります。