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1月7相場概況 Fan富山

日経平均は高値圏で一つの正念場に来ている


日経平均は高値圏で一つの正念場に来ていると思われ、明日のオプションSQを前に今日の動きが注目される。 セクターでは米国市場に追随した動きを予想。ハイテク・小売などに対して、材料が出たところでは非鉄、また商社、海運などが優位に物色される展開が想定される。さらにドル円相場の安定で国際優良株に対する安心感、金融株にはまだ上昇余地はあると考え、日経平均をTOPIXで割ったNT倍率も当面縮小傾向が続こう。
 日経平均のテクニカル面では昨年11月安値以降の日柄面・値幅面ともに高値警戒は強いが、一目均衡表ではきょうは転換線が10602円まで大幅に上昇する見込み。小幅高スタートのあとは10900円処に向けて上げ幅を広げられるかどうかが注目される。

 6日のダウ平均は1.6ドル高と小幅反発。一方、NASDAQは反落した。序盤のダウ平均は予想よりも弱い12月のADP全国雇用者数の結果を受けて売りが先行。逆に12月のISM非製造業景況指数では景気判断の分かれ目となる50を上回ったことで買いが優勢となるなど、前日終値を挟み一進一退の動きを続けた。
 ドル建てCME225先物は昨日の大証日中終値に比べ125円高の10835円、円建ては60円高の10770円となった。

 日経平均は終値ベースでは連日で昨年来高値を更新。5日のザラ場高値10791円を上回れば、11000円処に向けた動きが期待される。
 一方、日足の一目均衡表では遅行線の位置が昨年11月安値の時間帯と一致。遅行線の高値とその当時の安値が一致するタイミングが変化日になるケースも良くあるパターン。昨年11月安値から日柄が26日経過したということでもあり、反転に対する警戒は必要だ。
 週足の一目均衡表では雲を完全に上抜けている状態。現在、遅行線が雲上限に抵抗を受ける水準は10798円。つまり、日足ベースで前日のザラ場高値10791円を上回ることは、週足ベースでも好転シグナルがまた増えることにつながるため、足元は一つの正念場に来ているといえよう。変化しやすい日は、1月12日、22日、29日~2月1日などが考えられる。

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