2012年11月15日 日経株価情報
本日の国内株式市場は、昨日のNYダウが大幅安となった他、国内では衆議院の解散・総選挙が実施される見通しとなったことを受けて投資家心理の後退が想定される。
一方、外国為替市場では円相場が対ドル及び対ユーロでそれぞれ約1週間ぶりの安値水準まで下落していることもあり、好材料と悪材料が交錯する中、目先の方向性を強く意識するムードも広がるのではないだろうか。
昨日の日経平均株価は、円買い一服の下、前日までの7日続落に伴う値頃感などから8日ぶりにわずかに反発したものの、売買の動向を見る限り、相場の基調の弱さを感じられずにいられないのは事実であろう。
外部環境の好転が見込めそうにない中、薄商いが続いており、需給面の悪化なども気になるところである。なお、円相場が軟化しているため、これまで軟調に推移していた輸出関連などに買戻しが入るのか、それとも値動きの軽い材料株が物色されるのか、トレンドの変化を注視したいところである。